【勤続年数から見る建設業界】建設業界の平均勤続年数は全業界でトップであることが今回の調査で明らかに!さらに勤続15年時点での給料は初任給の3.1倍であることが判明!?
この度、株式会社アーキ・ジャパンは、20代~60代建設業従事者(各世代200人以上)を対象に、「建設業界の実態」に関する意識調査を実施しました。
厚労省が平成 30 年2月 28 日に発表した「平成 29 年賃金構造基本統計調査の概況」より、主な産業(12種)での賃金、勤続年数などの格差によると、年収300万円以下の業界が1/3を占めるなかで、建設業界の平均年収は「343.9万」で6位に位置付けられており、平均勤続年数では「14.1年」で4位に位置付けられております。
オリンピック・パラリンピックの開催、リニア開通、大阪万博の開催など、建設業界全体での需要の高まりで賃金は高い水準で安定しているため勤続年数も長く、将来性の高い業界と言えるでしょう。
そこで今回株式会社アーキ・ジャパンは、20代~60代建設業従事者(各世代200人以上)を対象に、「建設業界の実態」に関する意識調査を行いました。
調査概要:「建設業界の実態」に関する意識調査
【調査期間】 2019年8月9日(金)~ 2019年8月19日(月)
【調査方法】 インターネット調査
【調査人数】 1,004人
【調査対象】 20代~60代建設業従事者(各世代200人以上)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
・建設業界の平均勤続年数は「15.7年」であることが今回の調査で分かりました
まず、「勤続年数を教えてください」と質問したところ、20代の平均は「4.0年」、30代の平均は「9.0年」、40代の平均は「16.2年」、50代の平均は「22.7年」、60代の平均は「26.6年」となり、全世代の平均は「15.7年」となりました。下記の各業界の平均勤続年数と比較しても、今回の調査による建設業界の勤続年数の平均は高いことが分かります。
【各業界平均勤続年数】※厚生労働省発表「平成29年賃金構造基本統計調査の概況」より
建設業:12.4年
製造業:13.5年
情報通信業:11.2年
運輸・郵便業:10.9年
卸売・小売業:12.3年
金融・保険業:13.9年
学術研究・専門技術サービス業:11.8年
宿泊・飲食サービス業:8.5年
生活関連サービス・娯楽業:9.7年
教育・学習支援業:11.3年
医療、福祉:8.4年
サービス業(その他):8.1年
・過去と現在の年収比較!15年後に給料はこんなに変わる!?
次に、働き始めた際の年収と、現在の年収を比較するため、「働き始めた頃の年収を教えてください」、「現在の年収を教えてください」と質問したところ、働き始めた頃の年収は「全体平均:329.1万円」に対して、勤続15年以上の方の現在の年収は「全体平均:1062.9万円」と、初任給の約3.1倍という結果になりました。
ここまでの調査で、建設業界は勤続年数が長く、平均昇給額が高いことから、業界としての安定感が収入や働き方の安定につながっているということがいえるでしょう。
・6割以上の方が建設業界に安心を感じることが判明
次に、「働くうえでの安心とはどのようなことだと思いますか?」と質問したところ、「給与」(48.7%)という回答が最も多く、次いで「安定した業績」(35.7%)、「福利厚生」(10.6%)、「会社規模」(3.6%)と続きます。
また、「現在の会社は上記の安心感を感じますか?」と質問したところ、「まあまあ感じる」(50.7%)という意見が最も多く、次いで「あまり感じない」(26.8%)と続き、「とても感じる」(11.3%)と「全く感じない」(11.2%)という意見はほぼ同数となりました。
生活に直結する項目に対して「安心」と感じる方が多く、また、建設業界に関しては6割以上の方が「安心を感じる」と回答しています。
・建設業界は8割が昇給を望める!家族のために給与を使う余裕も出てきます
「昇給の頻度を教えてください」と質問したところ、「業績による」(35.7%)という回答が最も多く、次いで「年に1回」(30.5%)、「スキルアップが認められたら」(7.8%)、「歩合」(6.6%)と続きます。「ない」という回答は2割程度となり、業界全体の8割は何らかの形で昇給しているようです。
次に、「収入の使い道を教えてください」と質問したところ、「家庭の為」(56.7%)という回答が最も多く、次いで「貯蓄」(18.3%)、「車や家など大きい買い物」(13.9%)、「自分の趣味や娯楽」(10.4%)と続きます。
建設業界は安定した昇給が見込めるため、自分のためだけでなく、「家族」や「貯蓄」、「大きな買い物」などに給与を使う余裕もあるようです。
このように、収入を伸ばしていくために安定した業界で働くことは必須条件です。今後も国家レベルで需要のある建設業界は安定しており、収入を伸ばすのに最適な業界だと言えるでしょう。
また、自分のキャリアを考えたとき、スキルを含む自分の市場価値を高めていくことで、将来を見据えた安心・安定のビジョンを描くことができるでしょう。
※詳しくは、こちらをご覧ください。